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人生で最も偉大な気づきがあるとしたら、地球は二元性を特徴とすること。

幸福と不幸

成功と失敗

善と悪

ポジティブとネガティブ

美と醜

男性と女性
　

などのように、相反する性質がセットになって現れます。

「どんな悪いことのなかにもいいことがあり、いいことのなかにも悪いことはある」のです。

私たちは選択することができるのです。

もし物事が「100％の成功」だけだとすれば、それ以外の選択はありません。

しかし実際には、「成功」のなかにも「失敗」はあります。

例えば、ある人は顧客からの評価が100％「いい！」というものであったとしても、ある人は「私の探している商品はこれじゃない」という顧客も必ずいます。

そしてその声に耳を傾ければ、そこに必ず学ぶことがあります。
　

その声に応えて商品を再度企画するなら、それはいいものになるでしょう。

こうなるとき、最初の「失敗」はただの失敗ではなく、「成功」のために必要な出来事になるのです。

逆に大成功を収めたときでも、満足しない人はいます。

ですから、大成功にあぐらをかかず「そういう人もいるはずだ」と思うことは謙虚なことです。

また、100％を追い求めると、バランスが崩れます。

そして、バランスをとるため、逆にネガティブなことがやってきます。

「ネガティブなことを肯定すること」も大切なことなのです。

過去つらい失敗を経験したり、そういった出来事があった人、そういう出来事を経験しない人はいません。

ですが、それにとらわれてしまう人と、それを乗り越えられる人がいます。

何が違うのでしょうか。

それは、後者は「つらい出来事は幸せな出来事とセットになってやってくる」と知っていることです。

100％つらい出来事はありません。それは必ず幸せにつながっています。

人はどんなことがあっても、２つの視点を必ず選択できるのです。

第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに人生の目的を明確にし、その実現に向けてアウシュビッツの極限状態でも希望を失わなかった精神科医の夜と霧の著者フランクルは絶望と希望の中で希望を選択しました。

もしあなたが、100％ネガティブ、100％失敗、100％後悔に悩んでいるなら、それはこうした真実を知ること明るい未来を選択することが出来るでしょう。
　

「つらいこと」のなかに、幸せにつながるどんな「いいこと」があるのか。

「人の痛みに共感できるようになった」こういうことかもしれません。

そう思えたならあなたは闇に光を見つける人です。

暗い闇に、明かりをともす人、あなた自身が光です。

皆が落胆して「もうダメだ」となっているとき、「いや、道はある。これだよ」と人を導くことができるような光です。

自分の「つらい」体験のなかに「いいこと」を見つけるとき、あなたは宇宙に貢献します。そしてあなたは真実を生きるのです。

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