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過去や未来に否定的なネガティブ思考も、未来によくなろうとするポジティブ思考も、「今を忘れている」という意味では同じです。

もし、今の自分がダメで、それを『未来』の時点で変えよう、そのためによくなった未来を見て努力しよう。未来を引き寄せようというのであればそれは問題があります。

なぜなら、「今」という瞬間をあなたがおろそかにするなら、あなたは創造のパワーを失うからです。

それでは望む現実を創造することができません。

波動で考えても、「未来によくなりたい」というときは、潜在的に「今はよくない」という波動を出しているので、望む現実と波動が違います。

だから、「未来」によくなろうとしても、なれないのです。

ですから、「今」と大事にすりためには、「過去」ばかり見る生き方や「未来」によくなろうとする生き方をやめる必要があります。

思考にとりつかれている生き方を改める必要があるのです。

「今がダメだから、未来によくなろう。と思うではなく、「今この瞬間の自分は素晴らしい。だから何も加える必要はない。と、余裕と空間を持つことです。

このバランス感覚が、創造では必要なのです。

思考を観察する

思考にとりつかれないこと、言い換えると思考とその間にスペースを作ることが大切なのです。

「思考（と感情）を観察する」のです。

すると、あなたの内部で何かが起こっているのがわかります。

このとき、思考とあなたが一体化するのではなく、その思考や感情をしばらくの間、ただ観察します。

どんどん違う思考がわいてくるし、違う感情が生まれてくるかもしれません。

観察するとき、「観察される思考」（客体）と「観察するあなた」（主体）がいます。

あなたが観察するとき、思考とあなたの間にはスペースが生まれ、あなたと思考は別物になります。
　

このとき、「思考ではないあなた」がいます。

この感覚を覚えることが大事です。

思考を観察することから始めてみると、
思考と自分を切り離すことができるようになるでしょう。

こうして思考との間にスペースを作ることができるようになると、悩みが解決していることに気づいたり、気持ちが楽になっていることに気づくはずです。

こうして思考から自由になれたとき創造ができるようになってくるのです。

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