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ブッダに学ぶ投資の話し13

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触とはいったい何でしょうか?

触は目耳鼻舌体心、それらの対象となる精神的外部要因が触れて感じたときに生じるものです。





触と両岸


わかりやすく言うと、目に何らかの映像が映り、それを心で認識すると初めてその映像を意味のあるものとして知覚することが出来ます。



例えば、ランダムな数十個の数字が羅列された紙を見て、一瞬でそれらの数字を全て覚えられるでしょうか。



よほど特殊な職業か能力がないと難しいと思いますが、人間は映像が目に映っただけではその映像の意味を認識できません。



この蝕が生じるとほぼ同時に体内で自動的に感覚である「受」が発生します。喜びの「受」もこの受の一種です。





「好き」とか「嫌い」とか「好きでも嫌いでもない」という感覚を自分のものと思えば、それをまた求める執着に繋がり苦になります。



ここで重要な事は、無常である「受」を「自分のもの」と思ってしまうと、「あらゆる苦」の流れが生じてしまいます。



例えばゴキブリが部屋に出たら大体の人は不快、つまりは苦。



このときこの苦の原因は何でしょうか?



この場合ゴキブリの形が目に映って、眼識によって知覚し、「この映像は嫌いだ」と思ったことで、苦受が生じたのです。



この内外の原因から生じることをブッダは川の両岸に例えました。





目がなければ目による苦は生じませんが、そもそも「無常のもの、つまりこれは自分のものではない」


とこのように受を真実ありのままに正しく見られるようになれば、苦の原因は生じないので、心で受け取る苦は無くなり見ることができます。



自分にとって凄く面倒で嫌な事を頼まれたり、自分が良いと思っているのとは違う方法で物事を進められたりすると、大変不快に感じます。



これが怒りや嫌悪、怠慢、強欲と言ったあらゆる苦の温床になっています。



相手から自分の気に入らない方法を提案されたりすると、実はその方法の方が色々良い面があったとしても、自分の都合の視点でしか見られないので理解できません。



特に、怒っている人は煩悩に完全に支配されています。





しかも、日常的に良く怒る人と言うのは、いつも我があり、身勝手で、怒りで心を落ち着かせる事が出来ません。



なので、ゴキブリの話の様に、悪い事をいつも外部の原因のせいにばかりしていて心から反省する事がありません。



こう言う状態は大変な苦でありながら苦の原因を知らないので、悪循環です。



この様な状態は大変な害があり、一刻も早くこの循環を抜け出す事が必要です。





これも無常であり、すなわち輪廻です。



無常な状態は、落ち着きがなく、目まぐるしく変化していて、熱く燃えているので、感覚として苦を感じられなくても結局は苦です。



欲望の対象は無常の見えない炎で熱く燃えているので、掌握すれば苦になると言う因果の道理です。





世の中は無常なので人間の力では外部の状態を思い通りに制御する事はできません。



したがって苦は内部の原因、特に間違った身勝手な心から生じる愚かな触や苦のルートを防ぐ事でしか減らせません。



まさに苦になるかどうかは日頃の心がけ次第と言うことです。いつも感謝の心を忘れずにいたいものです。





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